その当時は夢中になって聞いていた歌や読んでいた本あるいはその他、心を捉えていたものが今になって改めて触れてみるとさほど心を動かされるものではないことに気づくことがある。いささか寂しい気もするがしかしそれは、その歌や本や活動の持つ価値をいささかも減ずるものではない。当時は子供だったあなたが「大人になってしまった」というわけでもない。単に、当時のあなたにはそれが必要だった、今は別の人にそれが必要であるというだけのこと。その人が必要な時に必要なものに必要とする度合いで出会うようになっているのだ。
あるいは逆に、その事物があなた「を」必要としているからこそ出会う、ということもあるだろう。つまるところ新しい職場とか、そんなようなものね。ここの職場が俺の力を必要としているからこそ俺はここに「呼ばれた」のだ、なんつって思っていれば、(真実のところはどうかは知らんが)案外気分良く仕事ができるというものでね、 そのうち本当に不可欠な存在になっていくものなんではないかしら。 なんてことを夕べの仕事の休憩時間にテレビで懐メロ番組を同僚と見ていて考えたのだった。「なんであの当時こんなレコード買っちゃったんだろう、なんて思うことあるよね」とか話しながら。 (とくにオチも教訓もありませぬ) <次回は「る」または「れる」で始まるタイトルですよ> Nyancoin Bakery 江都屋へ戻る
by edoya-ex
| 2008-12-21 22:39
| シリトリヨタバナシ
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