心ならずも→モンゴリアン・チョップ的人生

 モンゴリアン・チョップとは、両の手で同時に相手の首筋のあたりに手刀(チョップ)を打ち込む技である。両手同時に打つので、互いの力が相殺されてしまい、見た目ほどは効かなかったりする素敵な技である。

 モンゴルの人々はたとえば夫婦喧嘩なんかでこういうチョップを使ったりするのかねえ。そんなことはないか。そんなことを言い出したらキリがない。アルゼンチンやカナダの人々は配偶者を肩にかついでギリギリと締め上げたりは(たぶん)しないし、オクラホマ州の夫婦がオクラホマ・スタンピートやオクラホマ・ヘイ・ライドで決着をつけた話など聞いたこともない。スープレックスを恐れて他人が後ろに立つことに神経質になるドイツ人というのもあまり聞いたことはない。それもそのはず、こういうプロレス技の名称はただ単に、その技の開祖の出身地がついているだけなのだから。

 で、その「モンゴリアン・チョップ的人生」というのはどーゆーものかというと、なんというかね、あちらを立てればこちら立たず、とか、とにかくそういう具合に空回りしてることがちょいと多いぞ、みたいな人生のこと。なに、こんな言葉は聞いたことがない?あたりまえだ。この記事のために俺が今つくった言葉なのだから。

 でもなんとなく感じはわかってもらえるだろうか。一生懸命がんばって力こめて打ち込んでるんだけど打撃力は相手に伝わらない。疲れるだけ。ね?むしろ片手でチョップしたほうが腰の回転も使えて重心の移動も楽にできて威力が伝わりやすいんだよ。それなのにモンゴリアン・チョップ。いけません。あなたはキラー・カーンではないのだ。勇気をもってモンゴリアン・チョップをやめて片手打ちに切り替えましょう。

 わかりましたか?

<ということで次回は「い」または「せい」がつくタイトル>

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by edoya-ex | 2005-10-10 22:24 | シリトリヨタバナシ
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